ファッションとカジノの共通点

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Tシャツや短パン、そして靴はビーチサンダルという服装でカジノに行くと、入場を断られることがあるので覚悟しておきましょう。カジノには通常の場合ドレスコードが設けられています。創業当時からカジノホールでのファッションは何かと話題に登り、ゲームフロアにも影響を及ぼしてきました。実際、カジノとファッションは互いに大きく影響を及ぼしあってきたのです。今回はその過程をお話ししましょう。

初期

カジノは当初、人々から悪い影響を与える場所と考えられ、上流階級や権威のある人々の目にも止まりませんでした。しかし、カジノの建物内にバーや食事ができる場所ができ始めてからは、カジノ文化の位置付けが向上していきました。そうしてただのギャンブル酒場だったカジノが、れっきとした社交や交流の場と変わっていきました。

この変化によってカジノの格式が向上し、富裕層の人たちや有名人が集う社交の場となっていったのです。客層が変わるにつれエリート意識がドレスコードという考えを生みました。カジノの経営者は厳しいドレスコードを導入することで豪奢な雰囲気を一段と高めることに成功し、上流階級の人たちを引きつけるようになったのです。

ドレスコード

点滅する照明、転がされるサイコロ、投げられるチップの音、カジノのざわめき、これらが多くの有能なファッションデザイナーを刺激し、商品のデザインにギャンブルやカジノの雰囲気を強く意識するようになりました。その結果、最高級の服飾製品の多くがカジノに集まる富裕層の人々から発想を得て作られるようになり、彼らが消費者の大部分となりました。エリートたちは自分たち上流階級のライフスタイルを誇示するのが大好きですから、カジノを訪れる際に身につけるとっておきの服飾品には喜んで投資するのです。こうして、カジノはもちろん、ゲストもデザイナーもみんなハッピーになれるのです。

カジノに影響を受けたブランド

ファッション界の最も著名なブランドの一つであるシャネルは、カジノがいかにファッションを刺激し影響を及ぼしたかを非常によく物語っています。シャネルは実社会で起こっているイベントから発想を得ることが多く、その一つがカジノに出かけることでした。

カジノがファッションに影響を及ぼしたもう一つの例は、モスキーノです。このブランドは2017年6月に、ラスベガスのカジノファッションに限定したテーマのコレクションを発表しました。そのショーでは、ミランダ・カーやヘイリー・ボールドウィンといった有名モデルたちが、ラスベガス・ストリップのネオンの明かりやスロットの点滅ライトから発想を得たネオン色のドレスを身にまとい、ランウェイを颯爽と歩きました。

今日のカジノ

今日のカジノは、黄金時代のような最上流階級だけのものではなくなりました。すべての階級の人を対象とするため、ドレスコードがずっとゆるくなっており、カジノに行くために最高級ファッションデザイナーの製品に大金をかける必要もなくなりました。実際、ファッションによる自己主張よりも、着心地のよさや快適性に主眼が置かれています。それはなぜでしょうか?着ている服が窮屈だとゲストはギャンブルに集中できず、カジノでお金を使うどころか、楽な服に着替えるために家へ帰ってしまうからです。

さらに、新世代のカジノとも言えるオンラインカジノが、全く新たなトレンドをもたらしました。カジノとファッションは常に関連しているのは明らかですが、ギャンブルのために着る服はすべてあなたの好みと予算次第というわけです。